■四日目
この日は朝七時過ぎに起床。
何でそんなに早いかって、飛行機に間に合わないから。
十一時発伊丹行きで帰宅でございます。
朝起きてシャワー浴びて化粧して、この時点で一時間経過。うち三十分化粧。
いいのよ。いつものことだから。
前日のうちにまとめてた荷物に寝巻きと言う名のジャージを詰め込み、
最後に北海道の朝のローカル番組を堪能して八時半にホテルを出発。
迷うことなく札幌駅に到着し、そのまま朝食をとるべくアピアのマクドへ。
札幌旅行最後に口にするのがマクドとは……。寂しい気がしないでもない。
炬とメールしつつゆっくり朝食をとった後、のんびりがらごろトランクを引きずって駅構内。
ホームに出た時点で午前九時十分前。
新千歳に行く電車は十分にもあったんですが、私が乗るのは二十五分。
それまでタバコを吸って「目の前の電車うるさいな」と思っていたが何かがおかしい。
というより、十分を過ぎているのに、目の前を電車が通り過ぎた記憶がない。
もしやと思いきや、やはり電車が遅れておりましたよ。雨のせいで。
私の旅行中、ひたすら降り続いた雨は、私が帰る時になってようやく東へと向かったようです。
私が帰る時になってようやく。遅すぎるよ、北海道の天気。
かくして遅れてきた二十五分発の電車(本当は十分発)に乗ってついに札幌から飛び出し、
三日ぶりに新千歳空港へと戻って参りました。あと一時間でフライトです。
もちろん、エルモ店長も一緒に帰ります。くそ暑い関西へ。
関係ないけどエルモ店長、開いた口が間抜けさを誘って笑えます。
そういえばこのトランクを買った頃、これを見た妹が「うわあ」と言ってたんですが、
未だにどういう意味での「うわあ」なのかがわかりません。
朝が早かったせいか、飛行機の中ではちょっとお朝寝。
機内サービスに気付かないほど爆睡してたようで、スチュワーデスさんからのメッセージがありました。
はっと目覚めたのは飛行機が新潟上空を通過する頃。
目覚めてまず紅茶を頼み、ずびずび飲んだ後でまたしてもすやすや。
再び目覚めたのは「あと十分で着陸します」というアナウンスで。どれだけ寝てたのか。
ようやく帰ってきました。写真は伊丹空港んとこのモノレールの駅。
水色の文字が反射して見えなくなるほど日差しが強うございました。
そしてもちろん到着と同時に吹き出す汗。どうしてこんなに暑いのか。
空港を出て一番最初に私を出迎えてきたのは、思わず引き返したくなるほどの熱風でした。
おしまい